あんかけスパゲティ だがね
あんかけスパゲティという食べ物をご存知だろうか?
名古屋周辺だけで好んで食べられるスパゲティ。
最近では名古屋メシなる下品な響きの言葉にカテゴライズされている。
観光客にこの中から食っとけ、とわかりやすいワードではあるが
響きが全く美味しそうじゃない。
愛知県、特に名古屋周辺にはそのあんかけスパの専門店から
他のメニューの片手間に出す店まで多数存在する。
↑はその元祖ともいえる店がスーパーなどに卸しているレトルトと乾麺。
ずいぶん前に貰ってレトルトなのに消費期限をかなり(月単位)超えて
熟成させたので消費することにした。
麺まで?と思われるかも知れないが、あんかけスパの絶対の約束事は
極太麺を使うこと。2.2ミリ。
たまに約束を守らない店があるが邪道、外道である。
太くないとあんかけに負けてしまうからだ。
具材は自由。そこには邪道も外道もない。
イメージしやすいのはCoCo壱番屋のトッピングだと思えばいい。
実際、専門店では味のベースはひとつで、量と具材を決めて注文する。
今回は赤ウィンナー、ベーコン、白身魚のフライ、そしてほうれん草が高いので
代わりに小松菜。
炒めます。
白身魚のフライは出来合い惣菜でオーブントースターで温めます。
麺を茹でます。その傍らでレトルト温めます。
完成です。
これもとてもマズそうで知らなきゃ食べたいと思わないネーミング。
なんか中華あんかけを無理矢理スパゲティに掛けました。みたいな。
しかし実際はそれとは全く違う。
トマトベースに肉や野菜が形がなくなるまで煮込まれたソースを
片栗粉などでトロみをつけたソースで甘辛かったり甘しょっぱかったり。
店によって胡椒を強めに辛くしたり甘みの方を強くしたり色々。
そこに炒めた野菜やら揚げ物やらをトッピングする。
ただ、パスタというとオシャレなお店でまずサラダが出てきて
スプーンとフォークを使ってクルクルクルクル巻き倒して
最後にコーヒー、紅茶が付いて無駄にダラダラお喋りして帰る
という偏見があるが、それもあんかけスパ屋には当てはまらない。
昼休みのオッサン、近くの現場の兄ちゃん達がゾロっと入ってきて
ガツガツ食ってサッと帰る。こっちのイメージに近い。
女性だけのグループを認識した記憶がない。
つまり定食屋とか立ちそば、牛丼チェーンのような役割が強いと思う。
何度か食べたら好きになった。という人を何人も知ってるので
1度のチャレンジではダメかも知れない。
その時点で全国区になれないんだろうな。
個人的には大好きなので機会があれば是非チャレンジを。
台風は関東だと今夜がヤマ場。
一応、風呂に水は溜めておいた。
ランタンを引っ張り出してきてちゃんと点くかチェック。
燃料を少し買い足して停電、断水の準備らしきことはしておいた。
無駄になるといいのだけれど。