コジリシャス〜値引きシールで日々の汚料理

今夜なにが食べたいかではなく、なにが作れるのか

モツ鍋味噌煮込み

モツ鍋、いっとき流行ったね。

学生時代の飲み会とか安くて財布に優しかった。

 

良いモツをコジれたのでモツ鍋をやった。

 

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元値グラム約400円。アメリカのサーロインより高い和牛のホルモン。

 

モツ鍋と言ってもただのモツ鍋とは違うんだな。

キモは右の山本屋の味噌煮込み

 

ずいぶん前にお土産で貰ってこの機に使おうと思って見たら

既に賞味期限を月単位で超過してた(笑)気にしないけどね。

 

名古屋名物のひとつに味噌煮込みうどんがある。

八丁味噌で煮込んだスープに硬い麺が特徴。

ダメな人には全くダメな名古屋らしい食べ物。

 

その味噌煮込みの代名詞というくらい有名なのが山本屋。

生煮えなのか?という麺の硬さや蓋でうどんを食べるという奇行を

耳にしたことがあるならきっとこの店の話だ。

 

ただ、山本屋には2系統ある。

山本屋本店。

山本屋総本家。

 

実に紛らわしい。そして元は同じだったわけでもないらしい。

 

個人的には断然本店派。そしてこのお土産は本店の物。

普通に具を入れて煮込みうどんを作るように書いてあるんだけどそうはせず

 

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ホルモンを一度茹でこぼして臭みと脂を落とす。

八丁味噌と砂糖、ニンニクチューブを酒とみりんで伸ばし

ホルモンを漬け込み冷蔵庫で数時間。

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味噌の残りがちょうど良い量だったので味噌の容器で直接やった。

 

味噌煮込みうどんセットのスープだけを土鍋に張り

キャベツやら野菜とモツ、最後にニラを乗せる。

 

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こんな感じ。

 

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もうね、ホルモンの甘みとキャベツの甘みが八丁味噌の甘みと一緒になりつつ

味噌のしょっぱさで旨味を口の中に広げて流してくれるっていう

ホントはモツ鍋する為にあるんじゃないかって旨さ。

 

そして具を食い尽くした後は、別鍋で茹でたセットのうどんを

 

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投入。

ノーマル状態のスープにモツの脂や野菜の甘みが溶け出して

うどんも美味しくなるっていう。

 

自分で考えたならもっと自慢するんだけど実はコレ、以前山本屋本店に

期間限定メニューとして提供されていた食べ方。

たまたま行った時に見つけて店で食べて感動した。

 

その後も何度か食べたんだけど最近は存在自体を見かけなくなった。

 

味噌煮込みうどんセットが家にある状態なんてなかなかないし

ホルモンもコテッチャンみたいなのだと美味しくない。

やっぱり身体に悪そうな脂がたっぷりついたやつじゃないと。

その双方が揃う滅多にないコトが起きたので紹介させてもらいました。