香港焼味
(昔の写真)
香港に行くとあちこちの店先にアヒルや豚のローストがこんな風に吊るされている。
これが大好きで行けば必ず盛り合わせをツマミに飲んだり
ご飯に乗ったのを食べたりする。
1人だとイイトコ行っても色んな物を少しずつというわけにはいかないから
毎食これということもあった。
しかし日本ではなかなかお目にかかれない。
都内のデパ地下ですら売ってない。
では作るか。 絶対無理。
そこで横浜中華街。
中華街でもこんな風に吊るしてる店は少ない。
知ってる限り3店舗程度かな。
たまに食べたくなると横浜まわって帰ったり、
仕事で横浜通る時は立ち寄って買ったり。
中華街滞在時間は約10分で中華街の店で食事したことは数えるくらいしかない。
吊るしてる数店舗の中でいつも行くのは重慶飯店の売店。車停めやすい。
前は売店はボロかったのに最近建て替えて立派になった。
格安食べ放題の店が席捲する中、老舗なのに儲けてるんだな。
チャーシュー、スペアリブ、鶏、アヒルのローストが吊るされていて
グラム単位で注文すると中国人と思われるオッサンが中華包丁で
豪快にカットしてくれる。
但しアヒルは1/4羽から。
だいたい100グラム300円〜400円なのでそんなに高くはない。
この日はアヒル1/4羽、チャーシュー、豚の耳を買った。
我が田舎町に戻り夕飯を香港っぽくするべくいつものスーパーに。
クラゲははずせないね。
タチウオが安かったのでもう一品はこれで決まり。
タチウオはフワフワした身が旨いけど骨がね邪魔くさいね。
キュウリを切ってニンニク、粉末創味シャンタン、ゴマ油で和える。
買ってきた叉焼、豚耳、クラゲを並べて冷菜盛り合わせ。
スーパーのクラゲは細い。まあしょうがないね。
タチウオはぶつ切り。卵持ってやがった。
気持ち悪いし捨てようかと思ったけど一応保留。
片栗粉付けて揚げた後にニンニク、生姜、砂糖、醤油、豆鼓を
創味シャンタン粉末スープで煮絡めて最後にゴマ油を少々。
そして保留してた卵も崩して↑に混ぜ込んでみた。
タチウオの中華風魚卵ソース。
味はいかにも中華風味の甘辛だけど卵は大正解。
味のカドを取るのに一役買ってる気がする。
料理らしい料理はここまでで最後は
焼鴨飯。
ご飯の熱でアヒルの脂が溶けてイイ感じ。
ケチって普通のご飯にしたけどやっぱりタイ米みたいな
長粒米の方が合うと改めて思った。
せっかく中華街行ったらお店でお腹いっぱい食べたいだろうし
地理的に泊まりの人も多いだろうから使いどころが難しいと思うけど
真夏でもなければ次の日くらいまで大丈夫なので、月餅もいいけど
本格焼味のテイクアウトもオススメです。