広島風
という言い方が気に入らない(因みに人生、広島県とは何の縁もない)
コジりとは関係なくキャベツ1玉80円だったのでお好み焼きにしようと思う。
そしたら都合良くこんなのを見つけた。こういうの嬉しい。
絶対食いたくないマズい食べ物。お好み焼きを名乗らないで欲しい。
人生の大半をそう思って過ごしてきた。
本物を知らない人間にとって縁日のテキ屋がデカデカと広島風を謳って
売っているアレは非常にマイナスだと思う。
初めて広島に行って食べたお好み焼きは全くの別物で心を掴まれた。
今までまがい物を食ってマズいと決めつけていてゴメンナサイくらいに。
所謂ポピュラーなお好み焼きは焼いてくれたり自分で焼いたり店によるけど
広島のは工程が多くプロの技なので店の人が焼いてくれる。
飲みながらこの流れるような所作を見てるだけで楽しい。
で、ウチでもたまに真似事をしてる。
その前に
の魯肉飯の余りの具を出汁粉を溶いた卵と小ねぎで焼く。
めちゃくちゃ美味しい。ひとつ残飯が片付いた。
お菓子のイカ天焼きつつ生地を伸ばしキャベツを乗せられるだけ盛る。
イカ天、豚バラ、天かすを乗せて生地の素をかける。
ひっくり返してキャベツがトロトロになるまで蒸し焼き状態にしつつ
空いたスペースで薄味で焼きそばを作る。
このキャベツがトロトロかただの千切りか。
これがエセ広島風の最大のダメなところだと思う。
ずっとこのキャベツを入れる意味がわからなかったもん。
でも本物はキャベツ感なんか全然なくて甘みだけで貢献してるんだよね。
合体〜。
そばの下がちょっとコゲるくらいクリスピーなのが好み。
合体したことで空いたスペースで今度は玉子を割り広げる。
写真は全卵1個と卵黄1個。
で、また合体アンドひっくり返し。玉子面が上。
ソースを塗って完成。
生地、キャベツ、豚、そば、玉子の層の色んな味と食感が一体となるコレと
全ての具材をよく混ぜてフワフワに焼くお好み焼き、甲乙つけがたい。
焼きそばが3玉入でここて2玉使い豚バラも余ったので
キムチも入れて焼いた。
お腹落ち着いててもキムチの酸味で食べられた。
毎回、何度もひっくり返す時に上手くいくかスリルがあるので
手間はかかるけど楽しい。